緋色浪漫


主人公は黒い髪の少女

 

密かに想ひ寄せる愛するあの御方も

元々ひとつであったはずの愛するあの子も

 

戦火の中に消え散りぬ。

 

待っているのに

 

ずっと待っているのに

 

少女は焦がれる気持ちに心を焼かれ、

 

女は静かに狂いはじめる。

 

嗚呼、切なきこの薔薇の、散るは地獄の道標。